はじめに
芦屋市の中でも特別なエリアとして扱われているのが「六麓荘町(ろくろくそうちょう)」です。なぜ芦屋の高級住宅街「六麓荘町」が特別、、、、、?その理由は住民一丸となって町づくりに取り組んでいることと町の暮らしを守る取り組みが多数あるからみたいです。
住民一丸となって町づくりに取り組んでいる
住民が自分たちの住む町を守るために管理をするのはごく一般的なことです。しかし、六麓荘町の住民の場合は、ルールの徹底がされており、他の町に比べて住民たちが積極的に町づくりに参加しています。美しい町づくりに力を入れている六麓荘町には、マンションやコンビニの姿がありません。その理由としては、六麓荘町では、個人用の住宅または別荘として利用する一戸建てのみが建築を許されているからです。特にコンビニは、利便性が高く生活に欠かせなくなってきています。落ち着いた雰囲気を作るために他とは違った格式の高さを獲得しています。
「東洋一の別荘地」を!建町から引き継ぐ、暮らしのこだわり
景観と暮らしを町内会が守ってきました。独自基準の建築協定。新たな家が建つときに開催する近隣住民を集めた説明会。協定の一部の条例化。補助金に頼ることなく建てられた町内会館。これらの取り組みは「東洋一の別荘地」をつくるという、建町の理想からつながっているといいます。
広々とした道には電柱や信号がありません。六麓荘町の街並みの特徴とは。
● 1区画が400㎡以上の敷地であること
● 個人の住宅(別荘)として使う一戸建てのみ建築可能
(マンションのような集合住宅や、商店・オフィス利用は不可)
● 建築物の高さは、1階建または2階建まで
● 敷地の4割以上(地区により3割)は庭として緑地にすること
● 緑地部分10㎡につき、高木1本と中木2本を植えること
これらの取り決めはすべて、六甲山麓の眺望を愉しむとともに、自然と調和した豊かで静かな生活環境を住民がみんなで一緒になって育んでいくためなのだそう。
六麓荘の「魅力」
町内会では新たな建築に関することのほかにも、町の暮らしを守る取り組みを行っています。例えば、六麓荘町の公民館に当たる「六麓荘倶楽部」は行政の補助金に頼ることなく町内会の予算のみで建てた施設です。1階は六麓荘町駐在所となっており、2階は会議や文化サークルの活動で使われています。また町内には随所に防犯カメラを設置し、町の安心安全に努めています。これらの所有や維持・管理にかかる費用は、すべて町内会の入会賛助金と会費でまかなわれているとのこと。そのため、入会賛助金は一律500,000円と定められています。さらに、町内会ではコミュニティーの活性化にも取り組んでおり、定期的に花苗の配布や清掃活動を行なっているとのこと。
最後に
まずは町内会へ連絡を。これから六麓荘町へ住まわれる方へ。
最後に、これから六麓荘町へ住みたいと考えている人に気をつけて欲しいことですが「まずは、町内会へ連絡をしてください。これから一緒に町をつくっていく住民として近隣説明会へもご出席するみたいです。互いに誤解なくスムーズに話し合えるのみでなく、近隣の方との良いお付き合いの始まりの場にもなると思っております。また、六麓荘町はこれまで住民が町をつくってきた歴史があり、道路や町内会館『六麓荘倶楽部』は町内会を通して住民みんなで所有しています。町内に家を所有された際は、住宅であっても別荘であっても町内会への入会が必要です。
まとめ
今回は暮らしと環境へこだわりを持って活動する六麓荘町の町内会についてご紹介しました。暮らしへのこだわりは、誰しもが抱いているものです。みなさんは、どんなこだわりを持っていますか?近隣の方と話してみたり、地域のイベントに参加してみたりすると、暮らしの環境がまた変化するかもしれません。